冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。




「あー!
秀哉!お姉ちゃん悠真と浮気してるぞ!」



「えっ…?」



パッと隣を見れば、私と悠真くんを見て騒ぎ出した隆盛くんがいた。



というかよくその歳で浮気って言葉知ってるな。



「あーっ!秀にい怒ってる目が怖い!」
「怒ってねぇよ」



「じゃあ悠真くんがお姉ちゃんと手をつないだらどうする?」



「ただじゃ済まねぇな」
「ちょっ、あんた何子供相手に言って…!」



悠真くんが楠木を見て、少し怖がっている。



「ほら、悠真くん怖がってるでしょ。
こいつ無表情が怖いだけで全然大丈夫だからね」



悠真くんの頭を撫でてやれば、安心したように笑った。



か、可愛い…。
子供って本当に素直で可愛いな。



だけど悠真くんも、もうすぐ思春期に入ってしまうんじゃないかと思うと少し寂しい。