冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。




ーーー「じゃあ本日の練習はこれで終わりです」



「「「ありがとうございました!!」」」



あれから結構長い時間、バスケの練習をした私たち。



久しぶりすぎて、すごく鈍っていたけど、やっぱりバスケは楽しかった。



「お姉ちゃん!」



帰る準備をしていたら、悠真くんに話しかけられる。



「どうしたの?」



「今日はありがとう!


俺、やっぱりバスケが好きだから、これからもお兄ちゃん目指して頑張るね!」



悠真くんの目は輝いていて、今はもう暗い表情なんてない。



その言葉がどうしようもなく嬉しくて、思わず笑みがこぼれた。



「悠真くん、頑張ってね。
私、ずっと応援してるから」



「本当…!?」
「うん、本当だよ」



「ありがとう!
俺もっと頑張る」



そう言って笑う悠真くんの笑顔は、やっぱりどこか斗真と似ている。