冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。





じっと、私が集計しているのを見つめてきた。



距離が近くて、思わず緊張してしまう私。
顔はいいからね、緊張してしまうのも仕方がない。



楠木は全く気にしてなさそうだけど、一応異性なわけだし意識してしまうのが当然だ。



その上楠木は一言も話さずただじっと私の方を見つめてくる。



手伝ってほしいほど、作業は多くないしむしろもうすぐ終わる。



だから早く終わらして帰りたいと思いながらやっていたからだろうか。



「……あれ」



集計済みの紙とまだの紙がいくつか混ざってしまっていた。



「これは…んー…やったっけな」



最悪の場合、初めからになってしまう。



それだけは避けたくてどうにかして思い出そうとするけど思い出せない。