冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。




ーーーそれから少し歩き、近くにある小学校にやってきた。



この小学校、覚えてる。
一度バスケの合同練習で来たところだ。



ということは、ここは…楠木の通ってた小学校になる。



「さっき隆盛も言ってたけど、週に一回か二回、体育館でバスケやってんだ。


小学校まで参加できる、地域活動のバスケチーム。


地域活動だから本格的な試合とかはねぇけど、交流の場としてやってるらしい」



そんなものがあったんだ、と感心する私。



「楠木は先生として参加してるの?」



「あー、そういうわけじゃねぇけど……まあ、隆盛と亜紀が俺の近所に住んでてさ。


その二人にバスケ教えろって言われて来てる感じだな」



「楠木、すっごい好かれてたもんね」



あそこまで子供に懐かれるなんて、さすがは優しいだけある。



普段は強引だけど。
優しい面を知ってしまったから嫌いになれない。