冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。




ーーー次の日朝も楠木と一緒に行ったのだけど、放課後のことが気になって仕方なかった。



今日から通常授業のため、きっちり六時間目まで授業がある。



だからデートっていうのは考えにくいな…と思いつつ、放課後になるのを待つ。



最初こそ気になっていたけど、こんなことで気になってる自分が恥ずかしくなり、意識しないでいたら案外早く放課後がやってきた。



「ちょ…待ってよ…絶対嫌!」



そして今現在。
私は楠木に手を引かれ、歩いている最中。



向かっている場所はただ一つ。
楠木の家だ。



楠木の最寄り駅を降り、この間彼の家に行った時と同じ道を歩いているから目的地は間違いなく家。



大体何をされるのか予想はつくため必死で抵抗するも、力が強くて敵うはずもなく。