冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。




結局そのまま駅につ 着くまで離してくれず。



終いにはまた学校まで手をつながれた。



「……恵美ちゃん!


あの、また手をつないで登校してたけど今度も無理矢理!?」



せっかく夏休みのおかげで噂が広まらず済んだと思っていたのに、またすぐ噂になって広がってしまうわけで。



それにしても、声が大きい陽菜。



ただでさえ視線を感じていたというのに、さらに注目されてしまう。



「陽菜、声大きいよ…!」
「あっ、ご、ごめんね…つい…」



陽菜がしゅんと落ち込んでしまった。



その落ち込み方が可愛すぎて、申し訳ない気持ちになってしまう。



「いや、そんな落ち込まなくていいからね…?」
「でも私が悪いもん…ごめんね、恵美ちゃん」



ああ、ダメだ可愛いこの子。



あまりの可愛さに抱きしめたくなる私は、相当気持ち悪いかもしれない。