冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。




「はぁ?
そんなの意味わか……んっ…」



言い返す間も無く、また楠木に唇を塞がれる。
それも今度はさっきよりも深い。



抵抗しようにも、楠木の力なんかに敵うはずもなく。



どうやらこいつは本気らしい。
何度も角度を変えて繰り返されるキス。



抵抗しようにも、力は抜けていくばかり。
すると今度は、楠木の手が制服のリボンに触れる。



さらに嫌な予感がした。



頭ではわかっているのに、体が追いつかない。
案の定、楠木はリボンを簡単にほどいてしまう。



今度はボタンにまで手をかけ、一つ外された。
その間もキスは止まない。



これは、いわゆる…絶体絶命ってやつだ。



楠木は一体何を考えてるの?なんて、酸素が足りずに鈍くなってきた思考回路じゃ答えなんて出ない。