そんなあたしに相葉くんも腰を下ろして立膝をついて、あたしと目線を合わせた。



「悪い…大丈夫か?」


「うん、大丈夫…ごめんねっ」



バクバクと心臓が鳴りっぱなし。


相葉くんに絶対聞こえてしまってる。


腰を抜かして地面についたあたしの手を、相葉くんがぎゅっと包み込むように握った。


余計に心臓がうるさくなる。


でも、心地いい。



「もっと…」


「ん?」


「もっと、して…?」


「…っ」



不思議だ。


すごくすごく恥ずかしいのに、もっとちょうだいってお願いするなんて。


恥ずかしいけど、嬉しいから、幸せだから…たくさん欲しくなるんだ。



「…可愛すぎだから。」


「…ん…っ」



また、甘いキスをたくさんくれる。


あたしたちは休み時間が終わるまで…手を繋いだまま、初めてのキスを夢中で繰り返した。


______翔くん、好きです。