工業高校のイケメン達に愛されて【下】




あたしはかあっと顔が熱くなった。



「相葉く…」


「中村…大丈夫か…?本当ごめん…。」


「…っ…相葉くんが助けてくれたから、大丈夫…ありがとう…っ」



あたしも、相葉くんの大きくてあったかい背中に腕を回した。


そして自分の顔を彼の胸にすり寄せた。


…夏休み中に会ったときに抱きしめられた感覚を思い出す。


あの時から本当は、ずっとこの感覚を忘れていなかったと思う。


あの時と同じで居心地が良くて、優しくて、とても落ち着く。


もっと抱きしめて欲しい、もっと安心させて欲しい、もっと笑って欲しい、もっと…一緒にいて欲しい。



____あたし、相葉くんのことが…好き。



こんな形で自分の気持ちに気づくのは…不本意だけれども。



陸くんのかわいさの裏にある強引さにも、坂口くんの爽やかな笑顔や優しさにも、滝本くんの普段は見せない優しさや笑顔にも、たしかにたくさんドキドキした。