あたしはかあっと顔が熱くなった。
「相葉く…」
「中村…大丈夫か…?本当ごめん…。」
「…っ…相葉くんが助けてくれたから、大丈夫…ありがとう…っ」
あたしも、相葉くんの大きくてあったかい背中に腕を回した。
そして自分の顔を彼の胸にすり寄せた。
…夏休み中に会ったときに抱きしめられた感覚を思い出す。
あの時から本当は、ずっとこの感覚を忘れていなかったと思う。
あの時と同じで居心地が良くて、優しくて、とても落ち着く。
もっと抱きしめて欲しい、もっと安心させて欲しい、もっと笑って欲しい、もっと…一緒にいて欲しい。
____あたし、相葉くんのことが…好き。
こんな形で自分の気持ちに気づくのは…不本意だけれども。
陸くんのかわいさの裏にある強引さにも、坂口くんの爽やかな笑顔や優しさにも、滝本くんの普段は見せない優しさや笑顔にも、たしかにたくさんドキドキした。



