「…そっか。」



相葉くんはスプーンを持った手を落として少ししゅんとしたけれど、またパクパクと自分の口へパフェを運んでいく。


あたしも自分のパフェをすくって、ゆっくり口へ運んだ。



「俺…お前とカップルって思われんの、嫌じゃねえかも。」


「…っ!げほっげほっ。」



い、今なんて…!?


相葉くんが急にそんなことを言うからむせ返ってしまった。



「お、おい…大丈夫かよ。」


「ご、ごめん…!ありがとう。」



相葉くんはむせたあたしを見てギョッと目を見開いたけど、すぐ紙ナプキンを差し出してくれた。



「…本当だから。本当に、そう思った。」



相葉くんはあたしを見て、真面目な顔つきでそう言ってくれた。


…あたしも…なんて、言えない。


なんで、あたしもそんなふうに思ったのか、よくわからないし…。