「もう…相葉くん恥ずかしいよ…。」



少し頬を膨らませて相葉くんに訴えたけど、



「悪い、なんか食べさせたくなって。さすがに見られてるとは思わなかったわ。俺まで恥ずくなってきた…。」



なんて赤くなった顔を手で覆ってそんなこと言うものだから、なんだか怒れない…。


カップルじゃないのに…ラブラブだなんて…もう、ほんとに恥ずかしい。


けど、不思議と嫌ではない。


むしろ、嬉しい…かも。


あれ…なんで、嬉しいんだろ…?


ドキドキと胸がうるさいけど、とりあえず美味しいって伝えないと。



「チョコレートパフェ、美味しかった。」


「…ん、そうだろ。もうひと口いる?」



そう言って相葉くんはもうひと口パフェをすくおうとしてくれた。



「だっ、大丈夫…!ありがとう!」



すごく、すごく嬉しいけど…これ以上はあたしの心臓がもたない…!