上田 可奈。16歳。
いつもポーカーフェイスの普通の女子。

「可奈ちゃん!」

「なに?」
ギロリと先輩を見る(睨む?)。

「お、おぉ…絶賛不機嫌中か…?」

「いいえ。そんなことありません。用件ってなんですか?」

「あぁ、俺アホでさ…」

中略

「…宿題を教えろと?」

「うんうん!お前頭いいだろ!?」

「頑張りな。そんな時間、説明している間に
取られたよ。」

「な、なんそ、なかば!(そんな、ばかな!)」

「goooleに聞けばいいじゃないですか。
『ok、gooole。勉強教えて。』って。
yaooo知恵袋にでも質問しとけ、それだけだよ。」

「そんなぁ…」

「それ以外わかりません、先生に聞いてもいいじゃないですか。」

「…それだと、宿題やってないのがバレちゃう。」

「知らんわそんなこと。辞書でも見とけ。
昼休みが無駄になったわ。『先輩のせい』で。」

「そ、そんなぁ…頼むよ、お願いだよ…
ねぇ…」

「…先輩。後輩に聞くのって、なぜですか。
同級生に聞けばいいじゃないですか!」

「それは…」

「はい、先輩のアホ発動。お疲れ様。
gooole先生に質問ね。」