小悪魔彼女×溺愛彼氏

「だって、美桜はそんな事には
へこたれないじゃん。」


いや、それはごもっともなんだけどね。
さすがに毎日聞くのは飽きるし、
上履きや運動着が
なくなってしまったら
また買わなきゃいけないし、
そんな迷惑親には掛けられない。
だから何とかしなくちゃ…。
解決策を考えていると


「そんなの王子様に守ってもらえば
いいんじゃない?」


斗真に…守ってもらう?


「いや、そんなキャラじゃなくない?」


だるいとか思いそう。


「キャラなんてとっくに崩壊してる。」


…確かに。


「頼んでみたら?」


そんな莉子の提案に
ダメもとでお願いしてみることにした。