なにを着て行こうとか、髪型はどうしようとか、そんな風にわたしに考えさせる直人くんは不思議な人だ。 もしかしたらこれも手品なのかも、なんてそんな空想をしてしまうくらいに。 早く明日になればいいのに。 わたしはそんなことを思いながらいつのまにか眠りについていた。