それから、15分後ーーー

璃子「理事長、ありがとうございます。あの……この制服は?」

理事長「それは、雪平さんのですよ。特別に貸して頂きました。」

璃子「雪平さん……ありがとう。」

堅苦しいな~!

『璃子!私達は友達なんだよ!美雪って呼んで!あ!私、璃子のことりっちゃん!て呼ぶね!良かったから、みっちゃんて、呼んで!!!』

りっちゃんは、一瞬目を見開いてから、目に一杯の涙を溜めて笑った。

りっちゃん「ありがとう、みっちゃん!」

ほら、笑った方が可愛い。

でも、泣いてたら台無しだ~!

理事長「私は、少し出てきますね。留守番よろしくお願いします。」

『はーい!』

理事長…ありがとう!やっと、二人で話せる!

私は、ソファに座っているりっちゃんに問いかけた。

『りっちゃん、何があったか教えて?』

りっちゃん「うん。言おうと思ってた。出来れば信じて欲しい」

私は、大きく頷いた。

すると、りっちゃんは、ポツリポツリと話出した。