『璃子!一緒に来て?』

璃子「え?………な…んで…?…虐……め…るの…?」

この子おびえてる……

『ううん!てか、もう、璃子と私は、お友達だよ!だから、虐めたりなんかしない!ね?だから、着いてきて?』

私は、璃子が頷いたのを見て璃子の腕を掴んだ。

『さっくん!ちょっと、璃子と一緒にサボりま~す!じゃ、バイバイ!』

唖然としているクラスメイトを放置して、さっくんに言った。

さっくん「ああ!行ってこい!」

さっくんは、心なしか嬉しそうだった。

私は、無言のまま、璃子の手を握って理事長室に向かった。

コンコン、ガチャ

『理事長?居る?』

理事長「雪平さん、どうしまし…あっ!田中さん!大丈夫ですか?!やはり……シャワーは、奥にあります。使って下さい」

璃子「ありがとうございます……」

璃子は、そう言ってシャワーを浴びに行った。