次の日

私達は、美雪の居る病院へ向かった。

美雪の病室は、集中治療室だった。

なんで集中治療室?

医師「雪平さん………昨日、ご家族が帰った後、美雪さんの容態が急変しました。お電話をしようとしたところ、美雪さんが、心配かけたくないから、電話しないで…と。……………おそらく今日が山場だと…………」

そ…んな…なんで?!嫌だよ……

お母さん「嫌!!そんな!美雪!!!どうして……どうして……」

お母さんは、昨日と同じく泣き崩れてしまった。

お父さんも、お母さんを抱きしめながら、泣いている。

お兄さんも、声を出しながら泣いていた……

『あの!みっちゃんと、話しだいです!お願いします!』

医師「いいですが…話せるかどうか…」

『それでも良いんです!中に入れて下さい!』

医師「……どうぞ。」

私は、室内に入るとみっちゃんに駆け寄った。

『みっちゃん!ごめんね!私のせいで!ごめん!ごめん!何も要らないからみっちゃん起きてよ!』

私は、みっちゃんの手を握って叫んだ。

ギュッ

え?今…手を握られた?

私は、みっちゃんの顔を覗き込んだ。

すると、みっちゃんの、目がゆっくりと開いた。

みっちゃん「ばーか。起きてるよ 笑」

『みっちゃん!!!みっちゃん!!!お願い!死なないで!』