カチッ

ちょうど、手術中のランプが消えた。

ドクドクドクドクドクドク

ウィーン

医師「手術は、無事成功しました。一時は、心配停止になりましたが、今はもう大丈夫です。………ですが…、左肩を大分痛めてありましたので、左腕が動くかどうか………」

そ…んな……私のせいで…みっちゃんの腕が…………

お母さん「そんな………お医者様、あの子を救って頂き、ありがとうございます。」

お父さん「ほんとにありがとう。」

医師「いえ。これは、美雪さんのおかげです。美雪さんが、ここまで強く無ければ、亡くなっていたでしょう…」

お兄さん「よかった……美雪は、すぐ起きますか?」

医師「いや、すぐには、起きないと思います。明日、またもう一度来て頂けますか?」

お母さん「分かりました。ありがとうございます。では、美雪をよろしくお願いします。」

私は、お母さんに手招きされて、お母さんのもとへ行った。

お母さん「美雪からきいてるわ。家に泊まってるんでしょ?一緒に帰りましょ。」

『はい!』

私達は、明日を待ち遠しく感じながら家に帰った。

明日後悔するとも知らずに…………