ピンポーン


「早く入って」
私は扉に飛びついた。


「翼…」
私は翼の手を私の腰に回した。

「里穂…」
翼は、私の口を封じ込めるように、長い舌を私の舌に絡み合わせてきた。何度も何度も深く絡み合う2人の舌、そして愛情で満たされて濡れた唇。


「里穂、愛してる」
さらに翼の舌は私の舌を甘く痛めつける。


「翼…好きよ。離れたくない…」
私と翼は、誰よりも深く深く固い絆で結ばれ、愛し合っていた。


ようやく2人の感情が落ち着きを取り戻した時、翼が私に言った。


「これからが本番だ」