翼は里穂の浮気相手?いや、本命?俺も騙されていたのかもしれない。里穂は俺の事好きだったら、こんなことしない。一体どういうことなんだ。


2人は最初から知り合いだったのか?
あの時あのカフェが初めてじゃなかったのか?


思えば、すぐに翼と呼ぶようになったのも、今じゃ不自然にさえ感じる。
やけに馴れ馴れしかった。


とにかく俺は、翼と奏音の結婚を阻止しなければいけない。


俺は奏音の頭を軽くゆっくり撫でた。


「可愛そうに。こんなに親友を大事にしてるのに」