それから、少しずつ連絡をとるようになって・・・好きになったのは、絶対私の方が先。
押して押して、それはもう、押し倒す勢いでアピールして。

はっきりと言葉にしていないから、いつからそうなのかがわからないけど、気付いたら、当たり前のようにいつもひろ君が隣にいて。
ひろ君も、近くに私がいなければ、当たり前のように探してくれる。

それが嬉しくって、勢いそのままに、返事も聞かずにひろ君の家に転がり込んだのだ。

玄関を開けてくれたひろ君が、私の抱えている荷物やボストンバックを見て、目を丸くして固まってしまった3年前の12月25日の事を、まるで昨日の事のように思い出せる。
あの時も、すごく冷え込んでいたけど、ホワイトクリスマスにはならなくて残念だったんだよね。

なんて思い出に浸っていたら、ソファの隣に座ったひろ君がため息をついたのに気付いた。