大宮課長は今日もいじわる


「お、ま、え、ば、か、か」
課長は嫌みったらしくそういうと、
パソコンのキーボードを
叩き始めた。
課長のタイピングは
人間業とは思えない程速い。
課長の趣味のピアノの影響だろうか。
未だに人差し指打ちの私とは
比べ物にならない。


私が何も返答せず
自分のパソコンをつけ、
ため息をつくと、
課長はまだキーボードを
カチャカチャいわせながら
私に言った。
「おい、鏡見ろって、無視か?」
「見ましたよ。
朝からドッキリ、
やめてください」