大宮課長は今日もいじわる


うちの会社御用達の
居酒屋で歓迎会は行われていた。

皆ほろ酔いになり、
料理もメインが出てきた頃には
トイレに立つ人がいたり、
席を移動したりする人が出てきた。

「南さん、のんでますかー?」
水本くんはよいしょといいながら私の横に腰を下ろした。
「私、お酒弱いので…」
「そうなんですね。あ、そうだ…」
水本くんはポケットからスマホを取り出す。
周りをキョロキョロしてから小声でこう言った。
「LINE教えてもらえますか?」
「あ、はい…」
まあ、断る理由もないしな、と思い鞄を開けた。
「ところで、俺たち同い年ですよね?
南さんはタメ口でいいっすよ」
スマホをフリフリしながら水本くんが言った。