「あ…南です」
「南さん!
色々お世話になります」
あははと言って水本くんは頭を掻いた。
「こいつに世話になることなんて
まずねーから」
マグカップを片手に大宮課長が現れた。
コーヒーでも淹れに行っていたのだろう。
「お前も気を付けろよ。
南のできないっぷりはギネス級…」
課長が言い終わらないうちに、
川崎さんが口を挟む。
「水本くん、気を付けて。
大宮課長の鬼っぷりはギネス級だから!」
「おい、川崎。減給な」
「ほらね?さっそくパワハラ」
川崎さんは基本的に引き下がらない。
水本くんは楽しそうですね、
と言いながら笑っていた。



