あ!

私の目の先には谷川くんがいた

スマホ触ってる?これ撮ったらみんな喜んでくれそうだな。

カシャッ

ヤバっ!振り向いた。ばれたかな。

逃げようっと、、、

「待て」

「え?」

目の前には、私の手を右手で掴んだ谷川奏汰くんがいた

「今、写真撮ったよね?」

「と、撮ってないです」

「ちゃんとシャッター音聞いたんだけど。
盗撮?犯罪だよね?」

イケメンフェイスが台無しになりそうな怖い顔で私を見ている

「ご、ご、ごめんなさい!」

私は走って逃げた

「待てよ」

再び私の手を掴んだ谷川くんは私のスマホを奪う

「何してるの?」

「写真消す。肖像権侵害だし困る。」

「あ?これ、イケメンチャット?」

そ、それは!

「これ、、、俺の写真がいっぱい?」

バレた!