「でな、本当の話なんだが…お前と会いたかったんだよ…」
え?

「噂て『ドジでマヌケな邪神がいる』ってな。
調べてみれば、お前はひ孫だったんだよ…」

「うん…」

「それでな、『大魔王の子孫なのに、強くないんだってー(笑)』とか言われてた。
会いたくなったんだ。」
なんでよ?

「好きだったんだ。何かを夢見て、頑張る人。
まあ俺の手助けで全部叶っちまったがな(笑)」

「え…え…」

「本当に好きなのは、邪神。お前だ。」

「じゃあなんでアミと付き合ったのよ!」

「近くに入ればいい、その遠慮でこうなったんだよ。」

「そっかぁ…そうだったんだ…」

「でも、そうなるんだったら…
お前に、早く告っておけばよかったな。」
…!