気付けば周りの景色は 見た事のないものへと変化していた。 騒がしい私たちの住む街とは違う。 長閑な落ち着いた景色。 青葉「とりあえず、戻った方が いいですよね。現在地調べます。」 依知「いや、いいよ。分かるから。」 青葉「え?」 依知「ここ、俺の地元なんだ。」 失礼かもしれないけど その風景と百瀬さんが あまりにもミスマッチだった。 いつか聞いた百瀬さんの 過去の話を思い出す。 百瀬さんが百瀬さんじゃなかった頃の。