遥希「リキヤとのバッドエンド。
どんなだったの?」

青葉「...それは...」

私が大高の色んな気持ちが
分かるのと同じだけ
大高だって私の気持ちが分かる。

分かってるけど、煩わしい。
と、思うのは大高との
関係が微妙に変化したせいだろう。

青葉「付き合って2ヶ月。
サブイベントまでクリアしたのに
選択肢は1つも間違わなかったのに
...どっかで1個...私は多分...
間違って...でも、優しいから
見逃してくれて...だけどそれは
確実に...残ってて...ねぇ、どこで
間違えたのかな?」

その相手は誰なんだろうか。
リキヤなのか。大高なのか。
百瀬さんなのか。南雲さんなのか。
ゲームの中なのか。現実なのか。
分からない...けど、今の私は
確実にバッドエンドを迎えていた。

ハッピーエンドには程遠い。

これから先、どんな選択肢を
選んでも、きっとその先は
バッドエンドだ。と思うほど
絶望していたんだ。