「あ、杏やっと来た!」 「ごめん、ごめん」 「とうとうファミレスにも来なかったし、カラオケも来ないかと思ったよ」 「思ったより時間掛かっちゃって…」 「ふーん…それよりどうしたの?所々汚れてるし、泣いた?涙の跡があるけど」 「うん…ちょっとね」 「そっか…まぁ、歌おう!」 「うんっ」 マイクを渡され、無理やり笑顔を作って持ち歌の曲を歌った。 歌っているが気持ちはどこかに飛んでいて、正直頭の中はそれどころじゃなかった。