言って良いことと悪いことがある。 戻らないと 隠そうと決めたこと。 自分で、決めたこと。 彼らには知っていて欲しいだなんて 都合が良すぎる。 『…芹那』 『…うん?』 『気にすんな』 『え?』 『俺は寝るから。お前の言葉に甘えて』 『…うん』 『お前も寝とけ』 『うん』 烈はそう言って目を閉じた。 彼の、冷たいようで暖かい優しさに抱かれて ベッドの側面に体を預けたまま 私もそっと、目を閉じた。