伝説に散った龍Ⅱ



















だから黙って従っていた。



私も彼等同様、『バレる』なんてことがあってはならないと思っていた。



…少し、彼らの思いとは噛み合わない部分もあるだろうが。


































でも。



だとしたら。



「いつ?」



いつ、誰に見られてそうなったんだろう。



「…一つ」



「ん?」



「一つだけ心当たりがある」



烈が、重たく口を開く。



「…俺が、お前と一緒に居た」



私が、烈と一緒に?外で?



そんな場面、あっただろうか。



だとしたら私たちは相当のバカじゃ、

























































ーー記憶を辿って、私はやっと気がつく。



「あ、」



「あの日だ」



「思い出した」



「俺が」



「烈が、風邪ひいた日」



烈の言葉を遮るようにして声を上げた私に



烈はきまり悪そうに俯いた。



私はそんな烈に苦笑いを零して



もう一度、



当時の記憶を大切になぞり返す。