ユズ?
柚?
あれ?
情報量過多です。
忘れてた。
私、柚と氷雨さんのところに居たんだった。
それで棗と出会って、
狼に送って
ミオと出会って、って、……え?
今何時?
「7時半」
「へ?」
「朝帰りとはいい度胸だな」
「…諒二」
…チャックくらいちゃんと閉めてよ。
思わず股の辺りを凝視してしまった。
どうやら諒二はお花を摘みに行っていたらしい。
「……ごめん」
「買い物袋も置いてっただろ、お前」
「…はい」
「氷雨さんが届けにきた」
「…うん」
「俺が礼を言っといた。」
な?芹那?
私が帰ってきてから
全く私を視界に映さなかった烈。
スプーンを静かに離した烈は意地悪く笑って、ゆっくりと私の視線を捕らえた。
「…ありがとう」
「ん」
「迷惑かけてごめん」
「…ああ」



