その奥で 『彼等を近くで見守りたい』という願望がたしかに存在していることに私も気がついていた。 体と心が矛盾する。 広い腕で私を包み込んだミオに 離れなくてはならないのに 縋りついてはいけないのに 彼より幾分も細い腕に力がこもる。 ミオの穏やかな息遣いに体を預けた。 わずか数秒間の温もり。 離れてみれば虚しさが残った。 「ミオ」 「…」 「またね」 ーーまた、今度。