伝説に散った龍Ⅱ














「お前は、いつも私の欲しい言葉をくれるね」



「自覚はない」



「甘すぎるよ、本当に」



「それも自覚はない」





そのまましばらく走って、



私たちは近くにある公園で足を止めた。



ブランコと砂場しかない、小さな公園だった。


























ミオは私に
『ちょっと待ってろ』と言い



言われた通り待っていれば



私の大好きなおしるこが手渡された。





「やった、おしるこ」



「ババアみてえ」



「失礼だな」





飽きもせず悪態をつきだしたミオ。



かと思えば
次の瞬間には気まずそうに俯いてしまう。





「なに?どしたの」



「…」



「なによ」



「…」



「なんで急に黙っちゃうの」





不思議な男だ。



こうしてたまに、私にも理解がつかない行動を唐突に取り出すことがある。



でも知ってる。



こういう時は、そっとしておくのが一番。



黙って、隣にいるのが良策だということを。


























































「…あっちは、どうだ?」



「あっち?」



「お前んとこ。友達は出来た?」



「え、今更?」