伝説に散った龍Ⅱ














間違いない。







「…何よ、馬鹿」







ここは、『狼』だ。










































「また、泣きそうだよ」





ーー私の『狼』だ。





「…さっきからお前、誰も呼ばねえんかってうるせえけど」



「、」



「誰か呼んできたほうが良いか?」



「…いい。お前だけで十分」



「…だろ」





それだけがまだ、



揺るぎない事実として



此処に残っている。



だからもう、それでいい。