伝説に散った龍Ⅱ













ビクッ、と肩が揺れた。





「雄大、その女、今どこか分かるか」



「そこまで離れてはねえだろうな。入ってきたとき聞こえたバイクのエンジン音もまだ聞こえねえ」


































雄大くんのその言葉に、そうか、と相槌を打つミオの



そのつま先は明らかに入り口に向いていて。





「おいお前どうする気だよ」





戸惑い、雄大くんが声を震わせるなか





「うちの幹部が世話になったんだろ」



「…んとに、どうしようもねえなお前は」



「礼くらいはしなきゃなんねぇだろうが」





そう言って、妖艶に微笑んだミオに












「…っ、」































































ーー不思議と、私の目からは涙が滲んだ。






























































「────セリナ」





嗚呼、駄目だ。



結局私は、この男には勝てない。