時刻は十八時
「それでは企画会議を終了します」
思いのほか時間が押して終業時間を一時間ほど過ぎたところで会議が終わった。企画部の社員たちが席を立ち散り散りになる中、私もその波に紛れて部屋を出ようとすると木崎課長に後ろから呼び止められた。
「酒井。ちょっと残ってくれないか、話がある」
書類を整える木崎課長の表情はほんの少し硬い。あまりよくない話なのかと身構えてしまう。静まり返った会議室にふたりだけになると、木崎課長が席を立って私のところへ距離を狭めた。
「どうしたんですか?」
「あ、ああ……」
木崎課長は歯切れが悪く悩まし気な表情を浮かべて小さく咳払いをしたり、ハァとため息をついたりしている。すると。
「来月から君の異動が決まった」
「……えっ!?」
い、異動!?
「それでは企画会議を終了します」
思いのほか時間が押して終業時間を一時間ほど過ぎたところで会議が終わった。企画部の社員たちが席を立ち散り散りになる中、私もその波に紛れて部屋を出ようとすると木崎課長に後ろから呼び止められた。
「酒井。ちょっと残ってくれないか、話がある」
書類を整える木崎課長の表情はほんの少し硬い。あまりよくない話なのかと身構えてしまう。静まり返った会議室にふたりだけになると、木崎課長が席を立って私のところへ距離を狭めた。
「どうしたんですか?」
「あ、ああ……」
木崎課長は歯切れが悪く悩まし気な表情を浮かべて小さく咳払いをしたり、ハァとため息をついたりしている。すると。
「来月から君の異動が決まった」
「……えっ!?」
い、異動!?



