こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~

「最上さんのその突っ走る気持ちに、私も寄り添いたい。だからずっと一緒にいさせてください」

「ああ。もちろんだ」

見つめ合うと、引き寄せられるようにして唇を重ねる。

「弱音を吐くようで格好悪いが、今まで買収契約のための書類作りに忙殺されて死にそうだった。癒してくれよ?」

顎をとられより深い口づけにすでに息が上がりそうになる。

「あ……は」

こういうときの自分の声が嫌だ。聞きたくなくて耳を塞ぎたくなる。こんな甘ったるい声を出すなんて恥ずかしい。

「凛子。愛してる」

初めて彼の口から私の名前を呼ばれる。その響きは甘美で優しく、そして愛おしかった。

「貴斗さん……私もです」

誓い合うように口づけをする。

最初は気持ちを伝え合うものから、けれど次第にそれは性的な色を帯びた濃厚なものに変わっていく。