「酒井さん。無事で安心しました。タイミングを考えずにお座敷に乗り込もうとする最上を止めるのにこちらも必死でしたよ」
小宮さんが私たちを見てにこりとするけれど、最上さんはバツが悪そうに唇を曲げた。
「おい、小宮。余計なこと言うなよ」
「失礼しました。ただ、あんな必死になるなんて、よっぽど彼女に夢中なんだなと。そう思える人が現れて私もほっとしてるんです。では、私はここで失礼いたします」
小宮さんは言うだけ言って軽く頭を下げるとその場を後にした。
「あいつ、絶対俺が羨ましいんだな」
そう言いながら最上さんが私の腰に腕を回して引き寄せる。
「最上さ……」
人目を憚らずに彼が屈んだその時。
小宮さんが私たちを見てにこりとするけれど、最上さんはバツが悪そうに唇を曲げた。
「おい、小宮。余計なこと言うなよ」
「失礼しました。ただ、あんな必死になるなんて、よっぽど彼女に夢中なんだなと。そう思える人が現れて私もほっとしてるんです。では、私はここで失礼いたします」
小宮さんは言うだけ言って軽く頭を下げるとその場を後にした。
「あいつ、絶対俺が羨ましいんだな」
そう言いながら最上さんが私の腰に腕を回して引き寄せる。
「最上さ……」
人目を憚らずに彼が屈んだその時。



