こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~

「そんな、リストラだと? ではソニリアの役員はどうするんだ! そんな権利、君には――」

「今の社長の話を聞いてませんでしたか? リストラ対象者を選出する権利は俺にある。ああ、それから来月よりSAKAIの役員を全員うちへ引き抜くことになっているから後釜のことはご心配なく。あなた方はもう用済みってことだ。“峰岸さん”」

名前にわざと役職を取り、最上さんがそう答えると唇をわななかせて峰岸専務は観念したかのように口を噤んだ。