こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~

「専務、少しペースが速くないですか? 時間はたっぷりありますし、今夜はSAKAIのことで話をしなければならないでしょう?」

中根本部長が軽く窘めると「彼女を気に入った」と峰岸専務はいやらしく私の膝に手を置いて上機嫌に笑った。中根本部長の口からSAKAIの名前が出て、思わず声をあげてしまいそうになったけれど、なんとか喉の奥に押し込んで堪えた。峰岸専務はこの三人の中では上位の役職で一番偉そうにしている。