こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~

やんわりとベッドに押し倒れると、心臓の音がさらに大きくなる。

スタンドライトの明かりが見下ろす最上さんの端整な顔を照らして、私の肩口に顔を埋めると甘い水音を立てて首筋を吸われる。

「ん……くすぐったいです」

ビクッと身体をしならせると、最上さんが耳元で囁く。

「お前から好きと言われるまで一線だけは越えないよう、ずっと我慢していた」

「最上さん……」

「けど、もう限界だ。お前のことが好きすぎて、頭がおかしくなりそうだ……。今度は優しくする」

以前、書斎で組み敷かれたときとは違って私の身体を這うその手は温かく、焦らすようにゆっくりで、そして優しかった。彼の瞳には私の姿が映っている。それは自分を見失わずにちゃんと私を見てくれているということだ。