そう言って顔を歪める中西さんに私も最上さんも言葉を失った。
「どういうことですか?」
私の代わりに最上さんが尋ねる。
「最上さんにせっかく出資をしていただいたというのに、一時は経営も建て直せたかのように見えましたが……ここ最近、長年取引先として太いパイプだった会社から次々と契約を切られてるんです。経営が傾いている我が社の行く末を懸念して……だと思いますが」
「なんだって?」
「銀行からもSAKAIの格付けを“要管理先”から”破綻懸念先”に格下げしたと先日報告がありました」
最上さんがそれを聞いて腕を組み、眉間に皺を寄せて言う。
「契約破棄の理由は、経営不振だから……ですか?」
「それが、どの会社も詳しい内容を話したがらないというか、今のSAKAIは立場が弱いので、しつこく食い下がるわけにもいかず。このままだと……債務超過となり破綻ということになります。社長もこの事態を重く見て、自ら書類を作ったり取引先の会社に出向いたりして、だいぶ無理を強いられていたと思います。私がもっと社長を支えていればこんなことには……」
中西さんは俯き、小刻みに肩を震わせていた。
「どういうことですか?」
私の代わりに最上さんが尋ねる。
「最上さんにせっかく出資をしていただいたというのに、一時は経営も建て直せたかのように見えましたが……ここ最近、長年取引先として太いパイプだった会社から次々と契約を切られてるんです。経営が傾いている我が社の行く末を懸念して……だと思いますが」
「なんだって?」
「銀行からもSAKAIの格付けを“要管理先”から”破綻懸念先”に格下げしたと先日報告がありました」
最上さんがそれを聞いて腕を組み、眉間に皺を寄せて言う。
「契約破棄の理由は、経営不振だから……ですか?」
「それが、どの会社も詳しい内容を話したがらないというか、今のSAKAIは立場が弱いので、しつこく食い下がるわけにもいかず。このままだと……債務超過となり破綻ということになります。社長もこの事態を重く見て、自ら書類を作ったり取引先の会社に出向いたりして、だいぶ無理を強いられていたと思います。私がもっと社長を支えていればこんなことには……」
中西さんは俯き、小刻みに肩を震わせていた。



