こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~

こじれた恋愛は素直になればいい。私も最上さんがきっと好きなのだ。その証拠にこんなにもドキドキしている。好きで大切だからこそ失ったときが怖い。本気の恋をしたら、こんなにも臆病になってしまうなんて知らなかった。

最上さんの突然の告白に、私は言葉が出てこなかった。壁は取り払われて素直に彼を受け入れたいのに、こじれた糸がそうはさせてくれない。

「私は……最上さんに好かれる資格なんかありません。木崎課長と不倫して、身体を開いて汚れてるんです。そんな相手と付き合ったら、最上さんの会社での立場だって――ッ!?」

俯いていると、いきなり顎を捕られてそれ以上言うなと強引に口づけられた。

「んっ……」

貪る唇の隙間から声が漏れ、後頭部に大きな手を回されると逃れられなくなる。

「や、めて……」

「お前のことを汚いなんて思ったことは一度もない。木崎に触れられたところは全部上書きしてやる」