こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~

「時々テクニカルサポートのほうにも、お客様が問い合わせ番号を間違えてクレームの電話がかかってくることがあるんですけど、もし対応できないと判断した場合は最上さんに振ってください。あまり部署にいないほうが多いんですけどね」

え? クレーム対応を最上さんが? センター長なのに?

「わかりました」

にこりとしている高村さんに私も笑顔を返す。

センター長が直々にクレーム対応なんて……。

企画部でトラブルがあった時にソニリアの社長が出てきたことは一度もない。このコールセンターで、最上さんはいったいどんな仕事をしているのか、そんな興味が少し湧いた。

「あの、最上さんってどんな人なんですか?」

会社での彼の評判を聞きたくて高村さんに尋ねる。すると、彼女は満面の笑みを浮かべた。