こうやって、夜道を
親子で歩くのも悪くないかも

「やっぱり、夜はさみぃな」

「そうだね」

もう11月

「すぐ、クリスマスだもんね」

「はえぇよ」

「ほんと」

優翔には、もう少ししたら
あたしたちの出会いを話してあげたい

今はまだ、早いから

「優翔何が欲しいっていうかなぁ」

「今日買ったばっかなのにな」

「確かに」

でも、自我が出てくるっていうのは
それだけ、成長してるって思えるから
あたしたちは

「嬉しいね。こうやって
優翔の成長が2人で見られるの」

「あぁ」

竜也は、知ってるから
あたしたちの両親のことを

だからだろう

「心愛。まだ、早いけど
もう少し、優翔が大きくなったら、兄妹、作ってやりてぇな」

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兄妹・・・かぁ

「うん」