秋ちゃんを抱っこしたまま、探しに行けちゃうんだもん すごいよなぁ 歩くこと数分 「こっちー」 そう言って手を振ってくれてる祐介君 「ありがとう。助かったよ?」 「いいんだよ。心菜だって、慣れない環境での生活をさせてるんだ こういう時ぐらい、てを緩めたってなにも変わんねぇよ」 そっか そうだよね 「秋。俺が見てやるからゆっくり選べよ」 「ありがとう」 心菜。いつもそんなにゆっくり見てないんだ? 「祐介は決めた?」 「あぁ」 はやっ 「心愛。俺たちも決めちまおう」 「うん」