「ううん、逆だよ。 この世の全ての男に自分の可愛さを知らしめてどうするのって、本気で思う。 桃原さんの可愛さは俺だけが知っていれば良かったのに…早く前髪伸びてくれないかな」 そう言って、上条くんは私の前髪に触れる。 変って意味じゃなくて安心すると同時に、反応に困ってしまった。 だって思い出してみれば、結構すごいこと言ってなかった? 私可愛いとかなんとか、しかも真剣な表情で。 冗談だとは思うけど、真剣な表情で言われると何も返せない。