何…どういうこと?
もしかして上条くんって、厨二病、とかなのかな…?
「天使って…上条くんにはそういう能力があるの…?」
一応合わせた方がいいかなって思い、合わせたつもり。
そしたら上条くんが小さく笑い出した。
「なんでそんなに素直なの?
可愛い」
素直…?
それって私のことだろうか。
上条くんの言葉に困惑していたら、突然ふわりと体が宙に浮くような感覚に陥った。
そして気づけば背中に上条くんの手をまわされていて、腕の中にすっぽりとはまっている。
これって…もしかして……上条くんに抱きしめられてる…!?
そう理解した瞬間、ドキドキと鼓動が速くなる。



