一途で甘いキミの溺愛が止まらない。





恥ずかしい気持ちをかき消すようにしてお風呂に入った後、髪の毛を乾かしてからリビングのソファに座り、次にお風呂に入った蓮くんを待つ。



今日一日疲れたなって気持ちと、やっぱり蓮くんはすごいなって思いだけでなく色々な感情が入り混じっていた。



絶対知ってるんだよね…今日行ったところ。
多分お父さんと一緒に来たことがある。



一度そのことを思い出したら、どうにかして昔の記憶を取り戻そうと必死になってしまう。



小学校の時だったっけ…?



「…あー、やっぱり思い出せない」



むずむずした気持ちになる。
どうしても思い出せない。



そんなことをしばらくの間、ずっと考えているうちに蓮くんがお風呂から上がり、リビングに戻って来た。